Early Diagnoses of Autism Spectrum Disorders in Massachusetts Birth Cohorts,2001–2005

 自閉症スペクトラム障害(ASD)の早期診断、早期療育は予後を変える。

2001年から2005年の間にマサチューセッツで生まれ、ASDの診断がついている子供達を調査した。

 2001年から2005年の間にマサチューセッツで生まれた129人に1人が、ASDの診断で生後36か月前から早期療育を受けており、2001年から2005年の間でASDの早期診断は増加していた。36か月までにASDの診断を受けた子供の傾向と、早期診断と関連した要因を調べた結果、3013人の子供が36ヶ月までの間に早期療育を受けていた。ASDの発症率は2001年の56/10000人(178人に1人)から2005年の93/10000人(108人に1人)に増加していた。年齢が24歳以下で、英語を母国語としない母親の子は早期診断率がより低く、母の年齢が30歳以上の場合はASDの診断率が高かった。また、男児が女児の4.5倍罹患率が高かった。 
 ASDはマサチューセッツで増加しているが、これは年齢がより高い児においては、国(アメリカ)全体で増えているという傾向も反映している。
 早期診断を受ける割合は2001年から2005年の間にマサチューセッツで66%増加し、男の子で79%、女の子で39%増加している。
 この増加はCenters for Disease Control and Prevention’sの“Learn the Signs, Act Early”のような国を挙げてのキャンペーンや、アメリカ小児学会のASDスクリーニングの周知の結果かもしれない。しかし、増加の本当の原因は解っていない。


Early Diagnoses of Autism Spectrum Disorders in Massachusetts Birth Cohorts,2001–2005 Pediatrics 2011;127:1043–1051より抜粋