自閉症スペクトラム障害児の問題行動を減らす方法①

問題行動を減少させる原則は


「ほめながら」、「スモールステップで」、「失敗させない」


です。


これを達成するには、問題行動をよく観察することから始めます。

なぜその行動が起きているのか、原因の特定が大切になってきますが、例えば、授業中に歩くのは勉強が解らないからかもしれませんし、泣き叫ぶのはおねだりかもしれません(泣けばなにかをもらえている=強化している)。

原因が選定できたら、その行動の代わりになる行動(代替行動)を提示していきます。


代替行動の提示、つまり問題行動をやめさせる方法としては、

・対立行動法:やめてほしい行動と同時にすることが不可能な行動       を教える


・他行動法:やってほしくない行動以外を全て褒める(強化する)      やめてほしい行動をやめさせることだけを目的としています。

動機法:行動を動機づけているものを取り去ります。現在の行動を動機づけているものを特定する必要はあります。

以上の方法などがあります。

つまり、

① 問題行動がその子にとって大切な役割を持っているかを認識する。

② 教える代替行動はその子にとって、置換される問題行動のように何かを獲得できるものでないと置き換わらない(問題行動が注目を浴びるなら、代替も注目を浴びるものなど)。


療育だけではなく、子育て自体に応用できます。


次回は具体的な事例を提示し、考えてみたいと思います。


【参考文献】
1: 平岩幹男. 自閉症スペクトラム障害 -療育と対応を考える 2:宍戸恵美子. 教えて、伸ばす!発達障害をかかえた子ども
3: P.A アルバート、A.C トルーマン. はじめての応用行動分析 
4: カレン・ブライア. うまくやるための強化の原理