知能検査②

今回は、K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー、田中ビネー式知能検査Ⅴについて簡単にお話ししたいと思います。

① K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー
 K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーは、認知処理過程能力過程(継次処理+同時処理)と習得度(習得知識)に分かれます。経次処理尺度
「手の動作・数唱・語の配列」からなり、同時処理尺度は「魔法の窓・顔さがし・絵の統合・視覚類推・位置さがし・模様の構成」からなります。習得度には、「算数・なぞなぞ・言葉の読み・表現の要求・文の理解」があります。アンバランスを見極め、高い得点項目から、より得意なものを見極めることで、子供の能力と適性を指導反映させることが目的となっています。


② 田中ビネー式知能検査Ⅴ
 知能全般の評価を、言語、記憶、動作など様々な項目から評価します。
1歳~13歳まで(96問)、成人(17問)から構成され、各問題は、言語、動作、記憶、数量、知覚、推理、構成などからなる。各年齢の問題において、できた問題と出来なかった問題から、その児童の年齢的な指標が解ります。


どの検査でも、検査の値を問題にするのではなく、その子その子の弱い部分を把握し、支援や強化する部分を見つけ出すことが重要です。



【参考文献】
・“発達検査” 国立特殊教育総合研究所
・ 瀬尾亜希子:知能のアセスメント - 新K式2001、K-ABC、WISC-Ⅳ-
小児内科  Vol45. No8 P1404-1409, 2013
・ 橋本創一 : 知能検査 考えて出そう検査オーダー
小児科診療 第76巻 増刊号, 2013
・ 鏡直子、長井洋子 : 軽度発達障害Q&A Q24. 小児内科 第39巻2号
P233-236, 2007