子どもとつながっていますか①

 人間は一生様々な変化をします。その変化のことを発達と呼びます1)

発達とは、親と子がつながる基礎工事から始まります。

療育は発達を手助けするために行います。

療育を行うためにはその技術もそうですが、行う側に必要なことがあります。

ピアノの練習だけを、スパルタでひたすらしても、自分が好きでやっている子には勝てないのと同じです。正しいやり方、間違ったところの指摘、モチベーションを保てるようにしておくことなどが必要です。

つまり、そのまま様子を見ても発達はしないことがわかりますね。


まず必要なのは保護者が「子どもとつながること」です。


「ほめること」や「セルフエスティームをあげる」ことの重要性は今までにもお話ししてきました。子どもとつながりがなければ、「ほめること」や「セルフエスティームをあげる」を続けることは難しいでしょう。 療育自体が上手く行うことができません。

子どもとつながりが持てないことは、親としてもっともつらいものになります。

クリスティン・バーネットも、その著書「ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい(英題:The spark amother’s story of nurturing genius)」の中で、自身の息子ジェイコブとつながりもてなかった時期のつらさ、つながるまでの努力の数々を述べています。(彼女の息子ジェイコブのプレゼンはTEDxTeen:Forget what you know


発達を手助けするのは、親と子がつながる基礎工事からはじめます。

つながるための前提条件をお話ししますね。

1:つながるために行う方法は、限度10秒
なんでも長くされると嫌ですよね

2:要求のタイミングをねらう
空腹、おやつ、水など日常で汎用性が高いところを狙います。繰り返せますし、チャンスがいつでもあります。

3:1秒で大成功 
スモールステップです。まずは一歩一歩進みましょう。


次回は具体的な方法に移りたいと思います。


参考文献
①繁多進監修、向田久美子、石井正子編著. 新乳幼児発達心理学
 . 福村出版. 2010年.
②平岩幹男. 自閉症・発達障害を疑われたとき・うたがったとき. 合同出版社.  2015年
③平岩幹男.発達障害児へのライフスキルトレーニング 学校・家 庭・医療機関 で出来る練習法. 合同出版社. 2015年
④クリスティン・バーネット著、永峯涼訳.「ぼくは数式で宇宙の 美しさを伝え たい(英題:The spark amother’s story of nurturing genius)」
⑤Jacob Barnett. Forget what you know. TEDxTeen