習い事について①

 日本は習い事をする率が非常に高く、子どもの学年があがるにつれ、習い事をしている割合は増えます。

 自閉症スペクトラム障害児を始めとした発達障害を抱えた子どもを対象にした教室や個人レッスンもありますし、幼児教室や習い事教室の数自体が多いために選択肢は多いです。

今回は、周囲に流されない習い事の選び方を考えてみましょう。

まずは、いつから習い事を始めるているかを考えます。

松本(③)は、「幼児期から小学1年生の家庭教育調査報告書」の中で、小学生になると約85%が習い事をしており、年中児から習い事を始める子どもが多いことを報告しています。

まずは、何のために習い事をするのか考えてみましょう。

習い事をするのは、周囲とわが子を比較して始めるのではなく、目的をもって決めましょう。

自閉症スペクトラム障害を抱えている場合には、コミュニケーション、挨拶の練習、身体能力向上などが目的になることもありますが、単に趣味の幅を広げるといった場合も多いのではと思われます。

基本的に習い事をする目的は以下に分けられます。

生活の息抜き
趣味をつくる
学校生活で習うものを先取りする
体を鍛える
親が習いたかったもの
才能の発掘

①改編


 習い事にいったけど続かない、教室でふざける、きちんとできないなどは、自閉症スペクトラム障害を抱えていなくても、4~6歳では普通にあります。

 ここで注意したいのは、子どもはそもそも新しいことを嫌がる時期や年齢があり、特に自閉症スペクトラム障害を抱えているとその傾向が強くなります。4~6歳で考えた場合に、上記の中では1,3,4が発達障害を抱えている場合にはお勧めです。

汐見(①)は、「幼児期にスタートさせる習い事は、親がさせている」自覚が必要だと述べており、この点は保護者が十二分に理解しておかなければいけない部分です。

つまり、親が子供と教室の両方を観察しなければいけません。

教室の雰囲気にあっているか、先生との関係はどうか、出来ない子はどう扱われているかなどがチェックしましょう。

目的とチェック項目を親が自覚して教室に行かなければ、親子両方に失敗体験として残ってしまいます。


次回は、具体的な習い事について考えてみます。



【参考文献】
①コモ編集部編. まちがえない!子どもの習い事 選び方から生かし方ま で. 主婦の友社. 東京 
②杉山由美子. お子様おけいこごと事情. 岩崎書店. 東京
③松本留奈. 「第1回 幼児期から小学1年生の家庭教育調査報告書 第2章 習い事と教育費」. ベネッセ教育総合研究所. 2013.
④ベネッセ教育総合研究所 http://berd.benesse.jp/jisedai/
⑤EFFECTIVE EDUCATIONAL PRACTICE FOR STUDENTS WITH   
 AUTISM SPECTRUM DISORDERS A RESCUE GUIDE, Ontario, 2007.