コミュニケーションの基礎知識 その③

 

コミュニケーションには、


「機能するコミュニケーション」と「機能しないコミュニケーション」


があります。

 


例をお示ししましょう


① 手話は手でサインを送ります。

 相手が手話を理解して入れば言語の変わりにコミュニケーションが成り立ちます。ただし、手話を理解出来なければコミュニケーションは成り立ちません。機能する場合としない場合があります。


② 自閉症スペクトラム障害児が、まだ他の人とコミュニケーションが取りずらい場合の行動がある子がいます。

 親は何か言いたい事があるのだとわかります。つまり、機能しています。しかし、周囲は解りませんので、この場合は他の人には機能していません。


ではどうすればいいのでしょう?


まずは、周囲が理解できない行動の理由を明確にし、次にその目的を達成するためのコミュニケーション手段をその子に教えます。

応用行動分析(ABA)におけるABC分析と同じと考えます。

① 手話の場合、wordや携帯などを使い画面で筆談が出来ます。

② 人に話かける事や身振りなどで言いたいことを示す事を教えます。


つまり


機能的コミュニケーション(functional communication)は、自分の要求や活動や社会的利益(褒められるなど)を得るために、他の人と理解し合う事で、相手に理解してもらう、相手に言われた事を理解して行動し、目的を達成する事で成り立ちます。


この一連の流れを得る過程は、「機能的コミュニケーション訓練」と呼ばれています。

言語を使用しないのであれば、他の方法を教える事が必要があります。


この言語以外のツールを使用してコミュニケーションを図ることは、
拡大・代替コミュニケーションと言われ、絵カード交換コミュニケーション(PECS)も含まれます。


大事なポイントは

① 言語の代替え方法で、得たい物が確実に得られる事

② 今までのコミュニケーション方法よりも簡単である事

 

が、2つの条件となってきます。


当然ながらコミュニケーションが図れるようになると、ストレスや癇癪が激減します。


2016年08月12日